就職活動・転職活動で求められるビジネススキル

就職活動生が身につけておくべきビジネススキル

就職活動生が身につけておくべきビジネススキル

就職活動を行う学生に求められるビジネススキルは、
仕事を行うための実務的なスキルより、それ以前のスキルです。

取得した資格や学生時代の実務経験は、
仕事では通用しないものが多いため、
面接を行う担当者もその点にはほぼ期待していません。

それよりも面接官が見ているのは、第一印象と基本的なビジネスマナー、
そして内定後、入社後を見据えているかどうかの姿勢です。

第一印象で半分以上が決まる

採用活動においては、その人の経験だけでなく、人間性を見て、
採用するかどうかが判断されています。

採用に関するアンケートでは、多くの企業の採用担当は
「第一印象で人間性がほとんど判明する」といい、
入室時から数回のやりとりまでの間にほぼ決まると回答しています。

経験という面が考慮されない新卒採用においては、
第一印象によってほぼ決められると言っても過言ではありません。

「そんな、第一印象だけで大事な人生を決められたくない」という声が
多く聞こえてきそうですが、では、あなたが採用する側に立ったら、
どのように感じるでしょうか。

採用面接にかけられる時間は限られています。その限られた時間で、
一緒に働きたいかどうか、会社に貢献してもらえる人物かどうか、
お客様や社会に対して誇れる社員になってくれるかどうか判断するには、
「第一印象」が大きな割合を占めることになります。

これは就職活動に限らず、友だちづきあいでも同じことが言えます。
初対面の時に「態度がわるい」、「無愛想だ」、「なんとなく合わない」と
感じた相手よりもいい印象を持った相手と付き合いたいと思うものです。

それだけ、第一印象というのは就職活動において大きな要素を占めています。

第一印象を形作るための基本的なビジネスマナーを身につける

就職活動における第一印象を上げるにはどうすればよいでしょうか。

相手は長年ビジネスの現場で働いていますので、
付け焼き刃の対策ではすぐに見抜かれてしまいます。

相手に良い印象を与えるための身だしなみや話し方、姿勢、表情、
振る舞いなどのビジネスマナーは、就職してからの仕事の基礎とも
なりますので、できる限り早めに身につけておきましょう。

内定がゴールではなく、入社後を見据えた姿勢を示す

就職活動における大きな誤解は「内定がゴールではない」ということです。

多くの学生は内定をもらうために就職活動を行いますが、
企業の採用担当が求めていることは、入社後にしっかり働いてもらい、
会社に貢献してもらうことです。

就職活動では、内定をもらうためのアピールではなく、
内定をもらい、就職してから自分がどのように会社に貢献できるかを
学生時代の経験を踏まえてアピールすることが重要です。

そのためには就職してからのことまでをイメージして、
企業がどのような新卒社員を求めているかということを理解し、
アピールする必要があります。

第一印象と基本的なビジネスマナー、そして入社後を見据えた姿勢。
これらを意識してスキルを身につけることで、
就職活動が大きく変わっていきます。