職業別ビジネススキル

事務職が身につけたいビジネススキル

事務職

事務職に求められるビジネススキルの大半は、作業を確実にこなすための
テクニカルスキルです。

電話応対のスキル、パソコンを使用するスキル、資料を作成するスキル、
業務に必要な書類を作成し、処理するスキルなど、
仕事がスムーズに回るためには必要不可欠なスキルが多くあります。

仕事で必要なスキルを身につけ、高めるとともに、
事務職の人もコミュニケーション能力を高めることが重要です。

中でも「自己重要感」がポイントとなります。

相手の自己重要感を満たす

自己重要感とは、自分自身のことを価値ある存在だと思いたい欲求、
他人から自分のことが価値ある存在だと認められたい欲求のことです。

事務職の仕事は、会社がスムーズに進むための作業が多いのですが、
その中に、スタッフ同士のコミュニケーションを円滑にする、
というのも含まれます。

他のスタッフの存在を認める、というとおこがましい感じがしますが、
相手の仕事をほめる、一緒に喜ぶ、相手の能力を尊敬するなどで、
相手の自己重要感を満たすことができます。

また、自分のことを認めてくれた相手は、
感情のバランスをとるために、自分とのコミュニケーションがスムーズになり、
感謝の気持ちで返してくれます。

これを心理学では「好意の返報性」と呼んでいます。

事務処理能力を高め、的確に作業をこなしていくことは
事務職に必要なスキルですが、それにあわせて仕事をほめて、
相手を尊敬し、自己重要感を満たしてコミュニケーションを深める能力も、
事務職の人に身につけてほしいビジネススキルです。