就職活動・転職活動で求められるビジネススキル

面接について

面接について

就職活動、転職活動の最重要ポイントである「面接」
この面接をこなさないことには、内定を得ることができません。

多くの人にとって面接は大きな課題であり、
面接が得意という人はそう多くはありません。
これは企業の担当者にとっても同じことです。

初対面の相手と数分間コミュニケーションをとるだけで、
判断が下されるというのは就職・転職を行う人にっても、
採用をする企業側にとっても難しいものです。

採用を決めるための基準は企業ごとに異なり、またその基準も
明確なものがないため、時に不採用が続くと、自らの存在を
否定されたかのように感じてしまうこともあります。

面接では緊張しないための経験や慣れもある程度必要ですが、
それ以上に重要となるのは、相手とできるだけ早く信頼関係を
作りだすことです。

面接の時間で相手との信頼関係を作る方法

一般的に相手との信頼関係を築くためにはじっくり時間をかけることが
必要であり、明確なノウハウは存在しない、と思われています。

しかし信頼関係を作るための方法というのは存在し、
そのスキルを身につけることで、面接という短い時間の間で
作りだすことが可能なのです。

その方法とは「ミラーリング」、「ペーシング」というものです。

「ミラーリング」とは、相手の身振りや動作、姿勢、表情などを
鏡にうつしたように合わせるものです。

人は自分と同じ、または近い行動を取っている相手に対して、
無意識に親近感を覚えます。

仲の良いカップルや夫婦、家族が、自然と同じ行動をとったり、
似た仕草、表情をするのは、このミラーリングの一部です。

相手がが前のめりになったら自分も少し前傾姿勢をとる。
腕を組んだら、自分は手を重ねる。
身ぶりを交えて表現する人なら、自分も身振りを交えて話す、など、
相手の動作に自然に合わせるようにします。

「ペーシング」とは、相手の話し方や調子を合わせるものです。
話す速さ、声の大きさ、リズムなど相手のペースに合わせて、
話すようにします。

その際、相手の感情や呼吸のリズムまで合わせられるようになると、
相手は無意識のレベルでより強く親近感を覚えます。

声が大きく早口で話す人であれば、こちらも声を大きく速めに話す。
ゆっくりと落ち着いて話す人であれば、自分もゆっくり落ち着いて話す。

相手のペースに自然とあわせられるようになることで、
面接という短時間でも信頼関係を作り出すことができます。

ミラーリング、ペーシングのスキルは、
いろんな人とのコミュニケーションを取る際に意識して行うことで、
次第に身につけることができます。

このスキルは就職してからも新しいメンバーと仕事をする時や、
新規顧客を開拓する際にも十分に活用できます。

ぜひ今日から意識して取り組んでみてください。